ジャスミン


作詞/やまなか たつや
作曲/やまなか たつや
来て来てと君がはしゃぐ
訳も分からずに付いて行く
鉄橋の向こうには夕立の後の虹が光ってた
ブレーキが直ったからまた自転車で川原に行こう
ポーチには君が好きなビスケットとカメラを入れて
僕より小さな手 ハスキーな声
笑う時に肩をすぼめる癖
全部真空パックして持ち帰りたい
今日の日記にも君の似顔絵を描いた

君の部屋のジャスミンが咲いた
意味も分からず抱き合ってた
初めて二人で飲んだカクテルの味は覚えてない
季節はずれの花火を一緒にした風の強い日
紅葉を見に行く渋滞の車を見下ろしながら
何のためらいもなく 甘えるような
声を出すところがにくらしくて
全部真空パックして 枕にしたい
今日の日記にも君の名言が並ぶ

目が覚めても布団から
出ないでぐずぐずしていたら
いつもの着信音 君からのメール あわてて飛び起きた
凍てつく寒さの朝も 君の編んだマフラーがある
首に当たる感じがちょっと硬くても 温かい気がする
けらけら笑う声 髪を直す指
思い出して何も手につかない
全部真空パックして持ち歩きたい
空は曇でも日記には晴れと書いた

今年の桜はまだかな
いつになく声が弾んでる
僕らは二度目の春を迎えたけれど もっと君を知りたいんだ
おんなじ方を見ながら笑い合って 手を取り合って
とにかくずっと一緒にいたいんだ 心地よいから
べたべたはしたくない 悲しい話しはしない
長い時間かけて深まってけばいい
ずっと温めてる言葉がある
いつか時が来れば 少し照れながら言うよ
今日の日記にも僕の感動が並ぶ
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