刺
作詞/やまなか たつや
作曲/やまなか たつや
君を愛してると言った憶えはない
気まずい空気に耐え切れずに ぶり返させてしまったのかな
戸惑いを宥めて ベランダに出てみる
ぴかぴかの換気扇の羽は 君がいた物証
口には出さずにきたけれど
ずっと
君だけを見ていたんだよ
今でも
窮屈な家から飛び出して どこへ行くつもりさ
茜空の下で何を感じてるの
底知れぬ苦悩とやりきれない気持ちに苛まれてんなら
その胸の孤独と 僕の知らない過去
すべての不幸を共に背負っていけたらとさえ思う
刺抜き地蔵はいつもどおりたくさんの人で賑わってる
ふと思う
誰か教えて 心はどこにあるの どこにあるの
形だけの誓いをしたつもりはない
堅く結ばれたこの絆を 君は束縛と思うかい
忘れかけてたこと 気付かずにきたこと
我慢ばかりさせて悪かった もう一度やり直そう
奪った訳でも勝ち取ったのでもない自由が 僕らにはある
そう思わないかい
短くはない残された時 共に共に生きよう
戻っておいで 愛の言葉で迎えてあげるから